2003年7・8月のニュース

コンニャク立毛共進会

ほ場をチェックする審査員

 富岡地区農業改良普及センターは8月22日、第28回の甘楽富岡地区コンニャク立毛共進会を開きました。
 この共進会は、コンニャクの作況審査、技術交換を通じて生産技術の改善、品質向上を図り、地域特産のコンニャクの振興発展を目的に、JAの広域合併以前よりかぶらの里で開かれているものです。
 当日は、生産者、市町村やJA担当者など27人が、各地域から選ばれた21ほ場を巡回し、生育状況、病害虫防除、ほ場管理などを審査しました。

主な結果(優秀賞)

販売玉の部
佐藤裕志さん(あかぎ大玉/富岡市南蛇井)
加藤真雄さん(あかぎ大玉/富岡市上高瀬)
戸塚正行さん(あかぎ大玉/富岡市七日市)

種玉の部
鷺坂秀幸さん(あかぎ大玉/富岡市下高尾)

環境保全の部
坂本初男さん(あかぎ大玉/富岡市上高尾)

フレールモアでコンニャクほ場の緑肥すき込み作業を軽減

担当者(右)の説明を熱心に聞くコンニャク生産者

 富岡地区農業改良普及センターは7月30日、安中市中野谷のコンニャクほ場で、フレールモアによる緑肥すき込み実演検討会を開きました。
 緑肥をすき込んだほ場は、土壌の保水性、排水性や腐植による肥料分の保持力の向上などにより、根腐病の拡大や土壌病原菌の増殖を抑制する効果が期待でき、管内では緑肥を導入するコンニャク生産者が年々増えています。しかし、現状のすき込み作業は、従来の耕運用ロータリーで行うため、裁断が粗く、すき込み期を逸すると緑肥が生長しすぎて、作業が困難でした。検討会では、フレール式に自由に動く刈り刃が付いた専用のフレールモアをトラクターに取付ることで、作業の軽減や機械の過剰負荷も防げることを生産者に確認してもらおうと、同普及センターとJA甘楽富岡蒟蒻生産部が実施したもの。同普及センターの佐藤吉雄技師は「緑肥の背丈を、今まで以上に伸ばすことができるので、多くの有機物がほ場にすき込め、コンニャク栽培には特に適している。また、野菜のほ場や遊休農地の整備など広い範囲での使用も可能。作業期間が短いので、共同購入することで、生産者の経費負担も減らせる」と普及を期待しています。
 当日は、甘楽富岡、碓氷安中地区のコンニャク農家110人が参加し、担当者からフレールモアの説明を受けた後、緑肥ほ場での実演を見学しました。

ヘルパー会が心肺蘇生法講習会

講師の消防署員から指導を受けるヘルパー(写真中央)

 JAホームヘルパー会は7月24日、富岡市上丹生のJAふれあいデイホームで心肺蘇生法の講習会を開きました。
 今回の講習は、ヘルパー会会員の資質向上研修の一環として行われたもので、ヘルパーが突然のけがや病気など緊急時の対処法を学ぶことが目的です。当日は25人のヘルパーが参加。講師の富岡消防署一ノ宮分署署員から、応急手当時などの注意事項の説明を受けた後、ダミー(人形)を使っての心肺蘇生法を学びました。
 ヘルパー会会長の齋藤千江子さんは、「応急手当などの対処法を学ぶことで、一人一人のヘルパーが緊急時の対応能力を身につけてくれればありがたい」と抱負を語ります。

「実りの大地かぶらの里」実行委員会・産地振興部会=中間検討会で消費者招き意見交換

トウモロコシの試食をする参加者

 「実りの大地かぶらの里」実行委員会は7月23日、富岡合同庁舎3階会議室で、同委員会産地振興部会の今年度取り組み状況の中間検討会と、新品種作物と加工品の試食会、意見交換会を行いました。
 同部会は、環境に優しい農業技術、地域特性を生かした多品目生産や遊休農地対策などを推進。玉ネギの県特別栽培普及、遊休農地への和牛放牧やハウスナスの着果にマルハナバチ導入など、様々な成果を上げています。
 今回は、同部会の新規取り組み品目のトウモロコシと、特産のネギを活用したドレッシングを、消費者を交えた試食と意見交換を行うことで、今後の導入や商品開発について検討することが目的。トウモロコシは、生食も出来る甘さ・粒皮の柔らかさを追求したイエローとバイカラー品種の二種類を、富岡市大島の田中輝男さんが、減農薬で試験栽培したもの。ドレッシングは妙義町生活研究グループ「つくしの会」会員が考案した、下仁田ネギ・やわらかネギを使用した生ドレッシングで、将来的には商品化を目指しています。
 試食会には、地元消費者が作る「ぐんま食と農の応援団」西部支部団員と富岡市「くらしの会」会員など21人が参加。試食会に参加した消費者は、「トウモロコシが、生でこんなに甘いとは驚いた。販売されれば、ぜひ購入したい」など、味や商品性について消費者の立場からの意見を同部会員らと交わしました。

養蚕農家が繭クラフト作り

繭で作るマスコットとブローチ

 養蚕農家が組織する「甘楽富岡蚕桑研究会(高橋純一会長)」は7月22日、営農事業本部2階会議室で、繭クラフト作りの講習会を開きました。
 同講習会は、8月9日に片倉製糸場(旧富岡製糸場)内で毎年開かれる、第18回ザ・シルクデーの体験広場の中で、子どもたちに繭クラフト作りを指導する養蚕農家を養成するため事前に行われたものです。
 参加者は同研究会婦人部など20人で、今回はJA女性会役員4人も参加しました。当日は、普及センター養蚕担当者を講師に招き、アザラシのマスコットやひまわりのブローチを作りました。
 講習会に参加した、同研究会の黒澤篤副会長は、「伝統ある甘楽富岡の養蚕の素晴らしさを、様々な場所でPRしていきたい。今回のイベントでは、地域の子どもたちに、養蚕を少しでも身近に感じてもらえれば」と話しました。

高校生が地元園児らとコスモスの種蒔き

園児に種まきの指導をする富岡実業生徒(左)

 県立富岡実業高等学校の園芸科2年32人が7月7日と15日、管内の耕作放棄地で地元小学生や幼稚園児とコスモスの種まき作業を行いました。
 この試みは、同校が進めている「花いっぱい運動」と、「生活園芸実習」の一環として、同校PTAが主催で行っているもので、地域の遊休農地保全と地元との交流が主な目的です。
 2日間作業で、富岡市内5ヶ所86aの遊休農地を、富岡市立富岡小学校児童や七日市幼稚園園児など252人を実業生徒らが指導しながら、種を蒔きました。24日にも、高瀬地区で3回目の種蒔きが行われる予定です。
 コスモスの見頃は10月からで、咲いた花は誰でも持ち帰り自由となっています。

JAヘルパーが高齢者のための誕生日プレゼント作り

 JA甘楽富岡ホームヘルパー会は7月9日と16日、同JAの福祉事業を利用する高齢者の誕生日を祝おうと、JAふれあいデイホーム(富岡市上丹生)で、手作りの人形作りをしました。
 この試みは、同JAのボランティア「助け合い組織・ふれあいネットワーク」の事業の一つとして、JAホームヘルパー会が主催したものです。当日はJAヘルパー25人が参加し、20cm四方の色とりどりのタオルハンカチを使って、かわいいクマの人形(写真)250個を作りました。
 同ヘルパー会の斉藤千江子会長は、「ふれあいネットワークは当JA独自の素晴らしい組織。一人でも多くの高齢者に喜んでもらえれば」と抱負を語ります。
 プレゼントは毎月、誕生日カードを添えて、JAヘルパーが利用者宅訪問時に届ける予定になっています。

女性会が運動会で会員間の交流

 会員間の交流や日頃のストレスを解消しようと、JA甘楽富岡女性会は7月5日、富岡小学校体育館(富岡市富岡)で、第9回JA甘楽富岡女性会大運動会を開催しました。
 当日は、管内10支部から232人の会員が集まり、玉入れ・綱引き・○×クイズなど14競技で熱戦を展開。各支部はそれぞれの競技でチームワークを発揮し、会場は笑顔や歓声で溢れていました。
 結果は「わがば富岡支部」(富岡・佐藤美知子支部長)が花梨支部(額部・宮下千鶴子支部長)の追い上げをかわし、僅差で優勝に輝きました。

優勝した「わかば富岡支部」のメンバー

スリ・ランカ農業視察団が有機農家を視察

有機栽培された下仁田ネギのほ場で、
磯貝さん(左)の説明を受ける視察団

 日本の農業技術を学ぶため来日しているスリ・ランカの研修員が7月2日、管内の有機農家を訪れました。
 同研修員らは、今年2月から国際協力事業団・筑波国際センター(茨城県つくば市)で、最先端の野菜採種技術の理論を学ぶため来日している同国農業局の園芸作物開発研究所農場長ら10人。現地実習として、毎月日本国内の産地や種苗会社などを視察しており、日本で消費者の関心が高まっている有機農業について学ぼうと、同部会に視察の依頼が来ました。
 一行は同JA営農事業本部2階会議室で、有機部会員7人と意見交換をしたあと、富岡市宇田の磯貝香津夫さんが有機栽培している田んぼと下仁田ネギのほ場を視察。有機部会員らに対し、有機を始めた動機や、生産コスト、病害虫の防除方法などについて熱心に質問を繰り返しました。
 研修員らは6ヶ月間の研修を終え、7月下旬に帰国します。


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